ご挨拶

カリール・ジブランの詩に次のような一節があります。

大地はあなたがたに実りをもたらしてくれます。
しかし、自分の両手を満たすためだけに
欲しがってはいけません。
大地からの贈りものは交換し合ってこそ、
その実りの豊かさを実感して満足することができるのです。
(『預言者のことば』カリール・ジブラン 有枝 春訳(サンマーク出版))

急速に変化する時代において、「大地からの贈りものは交換し合ってこそ、その実りの豊かさを実感して満足することができるのです」という言葉はかつてなく重要になっています。現代の企業は、何かを一方的に得るという unfair な行動を規制されるようになっています。

例えば、2018年5月25日に施行された GDPR の本質はデータ利用の「倫理」にあります。ジョージ・オーウェルが『1984年』で描いた監視社会を現実のものとしてはならないという世界的な懸念があらたなデータ保護の枠組みを加速しました。同様に、製品安全という概念も数多くの産業事故を目の当たりにして生まれました。

歴史はいつも産業の独走に始まり、社会の規制によってバランスを保ってきました。近代のビジネスでは「倫理」がとても大きな大切な要素なのです。当社の扱っている「コンプライアンス」と「ガバナンス」は、この「倫理」を体現するための活動に他なりません。

P・F・ドラッカーは著書『マネジメント』で、現代の組織の指針は「知りて悪をなすな」だと書いています。「悪」とは「法律」を護らないことではなく、「組織が実現したい世界と矛盾する行動を行うこと」です。

実際、組織が実現したい世界と矛盾しない行動をとることは企業の業績にも良い影響を生じます。たとえばマイクロソフトは企業の実現したい姿を再検討し、競合を次々に潰すという敵対的な姿勢から協業するという友好的な姿勢へと転換しました。その結果持続的な成長を実現し、株式の時価総額でトップに返り咲くようになりました。この例が示すように、コンプライアンスとは「法令順守」ではなく企業を方向付け、成長を支え、未来を開く活動の基盤を整えることです。

日本はコンプライアンスに関して大きく遅れています。皆さんの会社では、コンプライアンスが「怒られないための活動」となってませんでしょうか?しかし世界で戦うためには、理念を正しく持ち、力強く体現していくことが必要です。当社はこの課題に共に取り組むパートナーでありたいと考えております。

代表取締役社長 寺川 貴也

会社名 テクニカ・ゼン株式会社
代表取締役社長 寺川 貴也
設立 2015年(平成27年)11月
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電話番号 0798-31-2316
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